ちょっと待て...

さっきふと気付いて蒼褪めたんだけど、母親が逝去したことにより、

俺の「実家」が消えたことになる。

 

訃音からひと月以上経って、ことの深刻さに気づいてしまった。

 

9年前に失業した際、なんだかんだ頼ったよオフクロを。

 

精神的支柱というか心の拠り所というか。

 

「たとえ職が決まらなくても、いざとなったら「実家」に転がりこめばなんとかなる。」

 

それは甘えかもしれないけど、唯一のセーフティーネットと言えた。

 

ああ、今年の3月に今勤めてる会社を退職予定だったのに...。

ある程度の蓄えがあるとは言え、完全失業したら失業手当三ヶ月もらったとしても

半年は持たない。

 

ゆえに退職後、無職状態で3ヶ月も経てばパニックに陥るだろう。

 

次を決めてから辞めたとしてもそこで続く保証はない。

 

兄が例の如くだから無職の俺をフォローするなど絶対にあり得ないし頼るつもりもない。ちなみに兄はやはりというか、俺の「実家論」など歯牙にもかけない。

兄的に「父母宅は所詮間借りしてるので「実家」ではない」ということらしい。

安定のクズぶりだ。

 

さておき、、、

 

「たられば」もいいとこだけど、昨年9月で今の会社を辞めて全力で貯金も使い果たすつもりで母親宅に引っ越す方向に舵を切っておけばなんとか移り住めただろう。

 

もし無職になったとしてもそのぶん家賃は安くなるし、生活保護を受けても生活できるレベルだったと思う。

 

己の今後を思うとそっちの方が良かったのではないか。

 

この不安もひとえに、己への自信の無さから来てるわけだけど、

実際50過ぎて転職と言ったときに、一番のネックは給料だろうから、収入に応じて家賃も変動する市営住宅の方がどう考えても有利だったはずだし、「実家」も守れたことになる。

 

うーん、、、典型的な「たられば」バナシだなこれは(笑)

 

母親の訃音から市営住宅を引き払う手続きまで1ヶ月と10日弱。

腹を括る勇気もなく、現在に至る。

即会社を辞めるのでなければ、この降雪の恐れのある季節にバイク通勤を余儀なくされるわけだし、引っ越し費用で貯金も相当目減りするだろうとか、不安材料が多すぎるんだよな。世間知らずなだけで杞憂に過ぎないのかもしれないけど。

 

これは向こう半年、一年単位で綿密に計画を立てて着実に遂行していかないと詰むわ、確実に。

 

いつまでも悲嘆に暮れてばかりじゃいられないってことか。